2009年11月27日

エクスマ講演会 藤村正宏IN県立博物館

 
 


有料(5千円)の講演会に行ってきました。

エクスマとはエクスペアリエンス・マーケティングの略。
「モノを売る」視点から「体験を売る」視点へ!これがエクスペアリエンス・マーケティングです。

エクスマを語る人は藤村正宏51歳。マーケッティングコンサルタント。沖縄タイムスに藤村正宏の売上アップコラム&セミナーを連載中。私もこの新聞記事が出会いのきっかけとなった。

定時より15分遅れて講演はスタート。先ず度肝を抜いたのがオープニングビデオ。まるでどこかでみた選挙演説会のオープニングに似てた。派手なBGMに映像。地球の誕生、恐竜の登場、そして滅亡。原人から人類への進化、・・・もっとも強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き延びるのではない。唯一生き残るのは変化できるものである。(ダーウィン種の起源)

開口一番、今本当に不況ですか?彼の塾生でもある?土屋鞄は5年連続右肩上がりで伸びている。安売りはしていない。どんなに不景気でも人はモノをまったく買わなくなるわけではない。選ばれる商品か?選ばれる会社・店かと言うことだ。不景気だをあえいでいる店や会社は売り方を知らないだけ。知らないから安易に安売りに走り、結局自分の首を絞めてしまい、そして倒産の憂き目にあう。

時代は変わった。消費者はモノが欲しいのではない。視点を変える必要がある。モノではなく体験を売る視点だ。

1.お客様はあなたの商品を欲しくない
2.◎◎がしたいのだ
3.それで◇◇な体験や生活を手に入れたいのだ

例えば、布団が欲しいのではない。快適な眠りが欲しいのだ。そして健康な生活を手にいれたいのだ。
    車の修理がしたいのではない。安全な交通手段が欲しいのだ。そして安全で快適な生活を手に入れ    たいのだ。

商品の良さ、体験を伝えるのに言葉がとても重要。コストはゼロで売上に直結する!
売れるキャッチコピーとは、客が何に関心があるかを知りこれを言葉で伝えることだ!

社会は農業社会から工業化社会そして情報化社会へと変化を遂げ、現在は超情報化社会である。情報化社会においては情報量と情報処理能力が価値を持っていたが、現在のインターネット社会では誰でも簡単にいつでもどこでも必要な情報を得ることができる時代になり処理能力も誰もが簡単に手にすることができる。今までの方法では通用しない。変化に対応しなければ生き残れない。

進化の話。ネアンデルタール人(絶滅)とホモサイエンス(現代人の祖先)は別の種類である時期には共存していた。地球が寒くなり食料が乏しくなってきた時期に、ネアンデルタール人は適応できずに絶滅し、ホモサピエンスは適応ぢた生き残った。外観的にはほぼ同じで知能もほぼ同じ、腕力的にはネアンデルタール人がやや優れていたらしい。ところが解剖学的に両者の違いは喉の長さにあった。ネアンデルタール人は短く、ホモサピエンスは長かった。それがどう生き残りに関係があったかと言うと、ネアンデルタール人は吼えることしかできなかったが、ホモサピエンスは高度で複雑な言葉を獲得することができた。そして食べ物の足りない時代に言葉で情報を共有できたから食料を確保できた。

販促物の3つのポイント
1.ターゲットは明確にそして絞り込む(20代女性だけではダメ。20代OL、忙しい、疲れている、責任ある仕                  事を任されている・・・)
2.何を伝えるかを明確に(わかりやすいかどうか)
3.目標を明確に(顧客にどう言う行動をとってもらいたいのか)例えば来店か?検索か?


例1)2000年12月 パシフィコ横浜国立大ホールでディープパープルのコンサートがあった日のカクテルバー   の販促チラシのポイントは
   ①対象はディープパープルのコンサートの帰り客のみ
   ②余韻を楽しんでもらいたいを伝える。
   ③ディープパープルの名前のカクテルが1杯無料!ご来店あれ
・・・・・・・

3時間に渡る講演の内容をすべて書き出すことは無理なので
ここでやめます。   















Posted by ヤーレン at 23:46│Comments(0)
 
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