2009年11月14日

遠い記憶  ゼロの焦点



若い頃松本清張の小説を好んで読んだ。ゼロの焦点も絶対読んだはずだ。しかし、ストーリーが
おぼろげにしか思い出せない。文字だけから想像する登場人物や景色はあくまで自分勝手に
イメージしてたものであったのが実際の映像になると果たしてどうなるのか?
ポスターからこちらを見つめている広末涼子のイメージと記憶が重ならないせいなのか?


寒々とした北陸の冬景色と戦後間もない貧しい色の無い世界がずっと画面に流れていく。
退屈さが劇場内の空気を占領していた。後ろの席からいびきも聞こえていた。
俺も眠くなってきた。


暫く見るうちにだんだんストーリーの展開に引き込まれていく。いびきもいつしか聞こえなくなる。
結構面白かった。しかし、遠い記憶は最後までストーリーの途中や結末を教えてはくれなかった。
本当は読んでなかったのかも知れない。あるいは健忘症なのか?それはどうでも良かった。



Posted by ヤーレン at 17:48│Comments(0)
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。