2008年06月25日

さようなら! お世話になりました。

 
 


10年連れ添った家族との最後のお別れ。本当に涙がでそうになった。中古で買ったトヨタのカリーナ君。ちょうど娘が小学校2年生?の頃。忘れもしない。何軒も回った末、宜野湾の「正」中古車やで見つけた手頃な車。有力候補ではあったが、まだ買うとは決めてなかった。あと何軒か回ってみて・・と思って店のオヤジに挨拶して帰ろうとしたその時、娘の叫び声。一人車の中で運転席のパワーウィンドーをいじって遊んでいた娘が、右腕をパワーウィンドーに挟まれて動けなくなり泣いていた。ドアには鍵がかかり開かない。オヤジも私もかみさんもオロオロ。どうして良いかわからない。窓ガラスを叩き割って救出しようとハンマーで窓を叩いても割れない!娘の右腕は見る見るうちに鬱血して色が変わっていく。レスキュー隊に電話しよう!でも来るまでに時間がかかりすぎる?あせればあせるほど右往左往。はたと気がついた。腕の分だけ窓が開いていた。そこから長い棒を突っ込んで反対側ドアのロックを解除して無事救助した。ハンマーで何度も窓ガラスを叩いて幸い?割れなかったけど商品を傷つけたには間違いないので、結局その場でカリーナ君を購入することに即決した。
そんな劇的な因縁で始まった10年の付き合い。子供の成長とともにたくさんの思い出が詰まっているかけがえのない家族の一員であったカリーナ君でした。でもきっと形を変え新しい命を吹き込まれて生まれ変わるのでしょう。さようなら。
そんな思いも現金なもので、スクラップ料金を受け取った瞬間、「ラッキー!!」な気持ちになってしまいました。私って不謹慎?
いやいやスクラップ工場についてきてくれたかみさんにもその場で「ラッキー」のおすそ分けをしたところ、同じく先ほどまで寂しげな表情を浮かべていたのに、やはり「ラッキー」な気分に変身しました。




Posted by ヤーレン at 09:10│Comments(0)
 
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